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バリフライトツァー2006年6月-7月

Issue 2006.07.09

2006年6月26日   27日  28日  29日  30日  7月1日  2日  3日  4日  5日   6日  7日  8日  9日 

2006.07.06(木)

連続4日の強風だ。昨日は、エリアに行ったが、空振りに終わった。今日は、行く迄も無い。サヌールビーチの風が31km/hr以上の強風が吹いている。ティンビスは、その1.5倍は吹くので多分、40km/hr位の風ではなかろうか。

サヌールの街を散策した。何度も歩いた通りを歩く。クタやデンパサールと比べて、人通りが少ない。土産店も人が入っていない。私のような日本人を見つけると英語や片言の日本語で呼びかけてくる。土産店の商品は、どこも同じような物を売っている。売れている様子がない。これでやっていけるのかなあ、と少し心配になる。

木彫りをしている人がいた。器用に木を彫っている。そう言えば、長男の穂高が買って来たのが我が家の玄関に置いてあるなあ。邪魔だが、私と妻の名前が彫ってあり、捨てるに捨てられない。

昼食を今日もサヌールビーチ近くのお店でナシチャンプルを食べた。安くて美味しい。このお店の並びにある土産店のおばさんが「チョットマテ」と言い、いつも声をかける。知っている日本語は、これだけらしい。

ホテルへ帰る途中、トイレに行きたくなり、ハーディズに寄った。ついでに店内を見た。アクアの1.5リットルのボトルがあったので、4本買った。いつもは、向かいのコンビニ・サークルKで買っているのだが、やはりスーパーだけあって安かった。本の僅かだが・・・。ホテルの部屋に戻り、DVDを観た。

夕方、ぷーたさんが迎えに来てくれて、ウルワツに向かった。上田正樹さんと奥様のサックス奏者、朝本千可さんの「シークレット・スペシャル・コンサート」に行くためだ。途中で、バリ在住の博識者のお二人、小林さんと土屋さんをピックアップした。コンサート会場は、ウルワツの高台にある、瀟洒な結婚式場だ。見晴らしが良く白い建物がとてもお洒落で上品だ。

ウルワツまでフライトしたぷーたさんにルートの説明をして貰った。その建物の下に狭いが降りられる浜辺がある。そこが最後のランディング場だそうだ。そこを過ぎたら、ウルワツの先までは、断崖絶壁のクリフが続いている。そこに降りるか、先に進むか、決断を迫られる。入入り組んだクリフは、風の方向を見定めて飛ばないとローターに巻き込まれて墜落してしまう危険がある。風速計で測った。最大30km/hrもあった。弱いかなと思っていたが、意外と強かった。でも、昼間の風よりは、弱くなったようだ。

ドリンクサービスがあった。大きなワイングラスに注がれた赤ワインを貰った。う〜ん、旨い!「もっと飲みたいなあ」の気配を感じてか、ウェイトレスがお代わりを持って来てくれた。次は、白ワインにした。これまた、良く冷やされていて旨い。コンサートが始まる迄に、赤ワインを3杯、白ワインを1杯戴いてすっかり良い気持ちになった。良い気分になった時に肩を叩かれた。振り返ると、何と、後輩の西尾さんが笑顔で立っていた。久しぶりの再会に握手した。今日は、休日なのでコンサートに来たそうだ。「来ているなら連絡下さいよ」と言われた。昨年、クタで飲んだのだが、飛行機のトラブルで急遽、空港に行くと言うハプニングがあった。遊びで来ている私が、仕事の邪魔をしては申し訳ないと思い、前回も今回も連絡していなかったのだ。でも、次回は、連絡して都合が良い時に飲もうと約束した。

開催者の挨拶があり、昨年の11月に計画していたそうだが、昨年10月1日の忌まわしいテロで延期を余儀なくされて、今日の開催にこぎつけたそうだ。関係者の努力は大変なものだったらしい。淡々と話すその人は、とても好感が持てた。

コンサートが始まり、ピンクのドレスを着た朝本さんがステージに上がった。少し挨拶しただけで、すぐにサックスの演奏に入った。久しぶりに聴く生の音楽は、腹にズンズンと響いて心地良かった。70年代の曲を中心に演奏されて、私が知っている曲もあった。赤ワインは、勿論、お代わりした。

中盤になって上田さんが登場した。私の前を通る時に「こんにちわ」と挨拶すると「こんにちわ」と返してくれた。舞台に上がり、気さくな言葉で語りかける。私は、上田正樹さんと言う人の名前は知っているが、歌も聴いたことがなかった。ぷーたさんは、25年来のファンだと言う。R & Bの全盛の頃の歌手らしい。歌も語りかけるように歌った。英語の歌が多かったが、イマジンを歌った時、ジーンときた。ジョン・レノンのイマジンでも、涙が流れ出たが、今日も、目頭が熱くなった。

ハイビジョンデジタルビデオカメラを今回も持って来たが、バリのフライトは、沢山撮影したので、もう次回からは持って来なくても良いかなと思っていた。しかし、今日のライヴの撮影は、とても貴重だ。初めて三脚も使い、通しで撮影した。丁度、私が座っていた席は、音響が最高だった。照明の関係で、ノイズも出ているが、アマチュアカメラマンの撮影としては上出来だと思う。

演奏が終わっても、観客の興奮が冷めず「アンコール!アンコール!」のコールで退場したお二人が再びステージへ。ラストの曲が終わり、退場。私の目の前を通った。朝本さんとキョウコさんがしっかりと握手するシーンを捉えた。そして、その後、私も朝本さんの柔らかい手を握った。続いて退場して来た上田さんに「お疲れ様、素晴らしかったですよ」と言うと「ありがとうございます、楽しんで戴けましたか」と声を返してくれた。

平和を愛して、音楽に対して妥協しない、売れるだけの音楽を創らず、信念に基づいて活動しているお二人の生き方に感銘を受けた。今回は、一部日本語だったが、上田さんのトークは、殆どが英語だった。達者な英語に感心した。
西尾さんとキョウコさんに挨拶をして、会場を後にした。

ぷーたさんご夫妻もステージ前で踊ったりして盛り上がっていた。小林さん、土屋さんとデンパサールの中華料理店で食事をした。遅い時間になってしまったが、疲れを感じず、パワーを貰った一日だった。

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