バリフライトツァー2006年6月-7月
Issue 2006.07.09
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2006.06.28(水)
昨日と違い、椰子の木は静かだ。今日は、私ひとりだ。午前中は、ホテルで過ごした。12時に出発。デンパサール市内の焼きそば屋さんに行く。固焼きそばとジュースは、パッションフルーツ。酸っぱい味が何とも言えない。
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ティンビスに14時10分に到着。ベンチに売り子のリナとデシが昼寝していた。リナからグレーのティーシャツを買う。私は、荷物になるので、日本からティーシャツは持って来ない。いつもここで、買っている。サヌールの市内で買えば、リナから買う半値だが、パラのデザインのティーシャツだし、エリアの人たちに少しでも利益をと言う気持ちもある。
風は、昨日の強風が嘘のように弱い。私の風速計で4m/hrだ。もう少し欲しいなあ・・・。ぷーたさんは「バグース（良い）ですよ」と言っていた。今日は、ニューグライダーで飛ぶことにした。ニューグライダーと言っても、10年前の新品である。ずっと持ち続けていた気に入ったAPCOのXTRA-30だ。浮きは良いし、スピードも出る、もっともっと乗りたいグライダーだ。ずっと部屋の中に保管していたのだが、バリで飛びたくて今回持って来たのだ。昔のデザインなので、アクセルを結合する金具が付いていない。クトゥにお願いしてあったのだが、まだ付けていない。今日の風ならアクセルは不要だろう。いつも完全な装備の状態で飛ぶことをモットーとしている私としては、引っ掛かるところがあるが、飛ぶことにした。
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久しぶりのXTRAの立ち上げは、スムーズで一発でテイクオフした。この機体は、アルゴンと違い、ライザーが片方4本有り、ラインの数も多い。飛んでいる状態は、とても静かだが、アクセルを踏み込むと急にスピードが増して音が変わる。14時44分、ティンビスをテイクオフした。テイクオフしてすぐに一路、ニッコウに向かう。穏やかな風の中、25km/hrの対地速度で東に進む。見慣れた景色を見ながらニッコウへは、約5分で到着した。ニッコウ近くの石切場周辺は、いつもサーマルとローターがある。今日も変な気流が渦巻いていた。ニッコウからの帰り、この石切場で沈下した。40m位の高度だ。石切場の中腹を西へ進んだ。その先の林で上昇風があることを知っているから落ち着いてフライトした。やはり、そこに行くとバリオが鳴りだした。0.5m，0.2mと少しずつだが、上昇して50m以上になった。
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低い高度だが、これ以上沈下しないで、クリフの中腹を舐めるように飛んで行く。別荘地の周辺に来たら、少しずつ高度が得られた。
ティンビス周辺は、程よい風だ。そのままバリクリフホテルに向かった。昨日は、とても行けなかったのたが、今日の風は、すんなりとクリフホテルに行き着けた。相変わらず営業していないクリフホテルは、プールの水も汚れていた。
このようにして、バリクリフホテル4回、ニッコウホテル7回、但し、2回は、ニッコウホテル直前でUターンした。沈下が激しくて危険だったからだ。無理して突っ込んで不時着するのは、馬鹿げている。状況を察知して、戻ることも大切な技術だ。
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ティンビステイクオフにトップランしたのが、17時8分、今日のフライトタイムは、昨日より少し長く、2時間24分だった。久しぶりのXTRAの感触を楽しんだフライトだった。クトゥに機体を預けて、アクセル結合金具の取り付けを頼んだ。
帰り、いつもの水餃子を食べた。お腹いっぱい、満足の一日だった。