バリフライトツァー2006年6月-7月
Issue 2006.07.09
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2006.07.05(水)
う〜ん、今日も風が強い。自然現象とは言え、悔しい。でも、前半に充分にフライト出来たので、不満は無い。深夜、3時頃、激しい風音で目が覚めた。椰子の木が、まるで台風でも来るかのように激しく鳴っていた。朝は、少し治まったがそれでもザワザワと鳴っている。7月の風は、強いようだ。昨年も初めて来た7月は、毎日、強い風が吹いていた。強い風の中をテイクオフしてアクセルを踏んでニッコウに何度も移動していたのだ。今年の風は、昨年よりももっと強い。飛ぶ気になれない。
今日も、駄目と諦めていたら、ぷーたさんから「今、ホテルに着きました。どうかわからないけれど、日本人のグループがエリアに来たとクトゥから電話があったので行ってみませんか？」と電話で話していた。二日間、サヌールから出ていないので、駄目かも知れないけれど、気分転換に行ってみよう。
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ヌサドゥアの麺屋さんに行き、海鮮麺と西瓜ジュースで昼食。珍しく店内は、満席だった。エリアに向かう途中、バイクに乗ったジョンブロウに会う。日本人のグループは風が強いので引き上げたそうだ。誰も飛んでいないと言う。グヌンパイユンに行く。誰もいない。風は、強い。海の色は相変わらず真っ青で綺麗だ。
先日、スペイン人がキャノピーを引っかけた木の下の木陰で寝転がって空を眺めた。ゆっくりと空を眺めるのは久しぶりだ。海から湧いて出る雲の形が筒議と変わって南から北へ早い速度で移動している。南の海上に下弦の月がうっすらと見えた。あの月は、どう移動するのだろうか。雲を眺めていたら眠くなった。そのまま軽い眠りに入った。
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バイクの音がして、クーラーボックスを肩にかけたデシがやって来た。バサールは、明日明日までだ。昨日は、午前1時まで営業していたそうだ。眠そうだ。少しして、クトゥが来た。オーストラリア人のイントラのテッドが来た。皆、空身だ。パラを持っていない。強い風を知っているので、持って来ないのだ。さっきすれ違ったジョンブロウも来た。口々に「クラース（強い）」と言っていた。
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16時を過ぎても相変わらず「クラース」皆、帰って行った。デシに「帰ろう」と言い、私たちもエリアを後にした。来た時よりもっと強くなった風に諦めがついた。クトゥは「午前8時頃は穏やかだから飛べる」と言っていたが、そんな時間に来る筈がないよ。
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帰り、デンパサールの大きなレストラン「IKAN BAKAR CIANJUR」で夕食を食べた。魚料理が旨い店だ。ウェイトレスのTIAちゃんは笑顔が可愛い。
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